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日別アーカイブ: 2026年4月26日

認知症予防における社交

こんにちは。サロン・ド・キッチン北須磨の西谷です。

ます最初に、この度福井工業大学の柳本有二教授による認知症予防に関する研究へのご協力の依頼につきまして、たくさんのご利用者様・ご家族様から「同意」をいただき、誠にありがとうございました。

さて、今回は、社交について考えてみたいと思います。

サロン・ド・キッチン(高齢者デイサービス)では、「介護予防」と「認知症予防」を目的に、「料理」「運動」「社交」に焦点化したプログラムを提供しています。

ところでちょっとややこしい話になりますが、社交と社会交流は同じ意味でしょうか。結論から言うと、「社交」と「社会交流」は
*似ているけれど同じではありません*。重なる部分はありますが、ニュアンスと範囲が違います。

*●社交(しゃこう)*
→ 人と人との関係を円滑にするための*振る舞い・マナー・付き合い方*に焦点があります。
・礼儀、気配り、会話の仕方
・初対面でも感じよく接する力
・いわば「人付き合いの技術・態度」

*●社会交流(しゃかいこうりゅう)*
→ 人や集団が関わり合う*活動そのもの*を指します。
・地域活動、イベント参加、ボランティア
・デイサービスでのレクリエーションや共同作業
・「人と関わる場・機会・行動」

*●イメージでいうと*

– 社交=「どう関わるか(質・スキル)」
– 社会交流=「関わること自体(機会・場)」

*●デイサービスの現場で考えると*

– 社交:利用者同士が気持ちよく話せるように職員が間を取り持つ、声かけの工夫
– 社会交流:みんなで料理、ゲーム、外出などをして関わる機会を作る

*●まとめると*

– 社交は「関係を良くするための力」
– 社会交流は「関係が生まれる活動や場」

高齢者と言っても、まだまだ現役には負けない気力体力財力をもって、やりたいことに色々チャレンジできる時代とは違って、要支援、要介護と進むと、これまで築いた人間関係も次第に縮小し、できないことが増え、人の助けを借りないといけない場面も増えてきます。自分の中では「自分らしさ」がどんどん奪われていくように感じ、人の助けを一つ借りるごとに「自信」を無くしていくということも少なくありません。若い時の「自分らしさ」に執着していまい、周囲との軋轢が生まれるようになると、自己の中に閉じこもるようになり、その分だけ頑固さが前に出てきます。

サロン・ド・キッチンが目指す社交とは、利用者が安心できる居場所となり、新しい自己像を築き上げていくサポートとなるような社交です。昔を大事に懐かしみ、老いを受入れ、他にやさしさをもち、楽しさに心が躍る若さを維持できる、そのような場所にしていきたいと思います。

「介護予防」や「認知症予防」は、利用者・家族にとっては切実な願いであり、希望であり、前向きに生きる活力の源です。真摯に「介護予防」「認知症予防」に取り組むことが、利用者・家族に寄り添うことであると考えています。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。